出産・子育て・育児について

双子妊娠中に切迫早産で1ヶ月入院した妻と父子の生活

現在我が家で元気に育っている長男と双子の赤ちゃんですが、実は出産前の約1ヶ月間切迫早産で入院していました。

普段私と長男はとても仲が良いのですが、突然子供と2人きりになるとお互いとても不安な気持ちに。

当然、当事者である妻が一番不安だったと思うのですが、強制的に家族バラバラの生活に突入しました。

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妊娠8ヶ月いつも通りの検診で突然の管理入院宣告

その日、妻は双子の定期検診の日だったので、私は午前中仕事を休み、家で長男と遊んでいました。

今回の妊娠は双子でしたが、妊娠自体は3度目で、出産も経験していることがあって、特に心配することなく過ごしていました。

また、双子の出産は通常の10ヶ月よりも1ヶ月ほど早くなることが多いようですが、この時点ではまだ妊娠8ヶ月だったので、私も妻も悠長に構えていたと思います。

経過も順調で、特に注意を受けることなく妊娠生活を過ごしていたのですが、この日の検診では違った様です。

子宮口が3cm開いていたので絶対安静

子供と遊んでいる私に、「子宮口が開いていて、今から入院することになった」と妻から電話がかかってきました。

一瞬状況を飲み込めませんでしたが、妻はもうそのまま入院となり、家に荷物を取りに戻ってくることさえできませんでした。

今朝まで普通に家事に育児に動いていた妻ですが、病院でそう言われてしまってはもう仕方がありません。

妻の入院準備を持って病院へ

まずは何よりも、妻の着替えなど妻の入院準備を持って、病院へ行かなければいけません。

幸いなことに、用意のいい妻は早い段階で入院の準備を一式まとめてあり、そのバッグを持ってさえいけば必要なものは揃うという状況でした。

ベビーカーに長男を乗せて、大きな荷物を持って病院へ向かいます。

病棟に子供が入ることはできず、妻が車椅子に乗って荷物を取りに来てくれました。

本当に今朝見た元気な妻とのギャップが大きく、不安な気持ちももちろんあったでしょうし、車椅子に乗っているだけで元気がない様に見えました。

母と離れる時に泣きそうになる長男

荷物を渡して、面会の終了時間があったので、家に帰ろうとすると、長男が目に涙をためています。

言葉はまだ話せないものの、この子なりに状況を理解しているんだろうなと感じ、こちらまで胸が詰まる思いがしました。

それでも、涙をこらえて妻と別れる姿を見て、なんとか乗り切れそうだなと感じます。

すぐに頼れる人や預けられる場所を探す

妻が入院したとはいえ、仕事がありますし、まだ保育園にも入っていなかったため、日中に子供を見てくれる人を探さないといけません。

あいにく、夫婦とも両親は遠方に住んでいるので、仕事をしていない私の母に来てもらうことになりました。

それと同時に、一時預かりをしてくれる保育園なども一応聞いておくことにします。

無認可保育園やファミリーサポートなら受け入れ可能

認可保育園でも空きがあれば問題ないでしょうが、住んでいる地域によっては待機児童が多く、こういった緊急の場合でも入れない可能性が高いです。

まだ保育園に入れるつもりがなかったので、ほとんど保育園事情に無知だったのが悔やまれました。

ただ、住んでいる地域の区役所に行けば、ボランティアのファミリーサポートや、子育て支援施設などの場所を教えてくれるので、まずはそういった所から連絡してみるとアドバイスをもらえます。

今回も、支援センターに行って見たのですが、そこに同じ様な経験をされているお母さんもいて、お話を聞くことができました。

そこで一時預かりが可能な場所を教えてもらうことができたので、もしもの時のために名前を控えておきます。

ファミリーサポートも、有料ですが1時間700円くらいで子供を預かってくれるとのことだったので、これも頭に入れておきます。

結局母に任せられたので利用はせず

入院が決まってから焦って調べたのですが、結局実家の母に面倒を見てもらい、一度もサービスを利用することはありませんでした。

母と子供も頻繁に会っていた訳ではないので、最初は心配でしたが、徐々に慣れてくれていました。

一緒に生活してみて、預けざるを得ない状況だったら、利用を考えたのですが、母には本当に助けられました。

両親に頼れないという方は、上記の様な窓口に是非相談してみてください。

切迫早産での入院は1ヶ月に決定

こうして始まったそれぞれの生活ですが、妻の切迫早産による入院期間は1ヶ月になりました。

最初は2週間ほどの様子見ということだったのですが、状態は変わらないということで、さらに2週間。

結局出産の1ヶ月前まで念のために入院するということになってしまいました。

担当の産婦人科医の先生も、双子の妊娠ということで慎重に対応してくれた結果だと思います。

最初の2週間は車椅子で、ずっと張り止めの点滴を受けていて、移動することも大変そうです。

張り止めの点滴の副作用が強く出現

点滴を開始してすぐはあまり変化がなかったのですが、1日経つと副作用で手に震えが出ていました。

全身の力が入らず、気だるい感覚と、微熱が出ています。

全て薬の副作用ですが、24時間点滴のため、この副作用がずっと続くことになります。

薬の名前はウテメリンというもので、切迫早産にはよく用いられる薬の様ですが、お見舞いに行くたびに辛そうな顔をしているので、夫としてはとても心配になります。

手の震えはしばらく経つと治りましたが、気だるさや微熱は点滴をしている間中ずっと続いていました。

点滴が終わってからも安静入院

張り止めの点滴が終わっても、すぐに退院という話にはならず、しばらく病院で安静にするために入院するということになります。

この期間は何度かお腹の張りを見たり、エコーを見たり、心音を聞いたりというものはありましたが、他には特にすることもなく、ただ安静に過ごしていました。

車椅子も乗らなくなり、病院内を歩いて移動する様になります。

妻としては、家で待っている長男のために、一刻も早く帰りたいという気持ちだった様ですが、双子の出産を無事に迎えるために、素直に耐えている様でした。

出産予定日の1ヶ月前に退院が決まる

そのまましばらく安静に過ごしていたのですが、いよいよ正規産まであと1ヶ月となり、お腹の双子も順調に大きくなっていたため、いつ産まれても良いだろうと退院になりました。

正直、1ヶ月経つとお互いこの生活に慣れていたので、いつ産まれるか分からない状態で退院するよりは、そのまま病院にいた方が良いのではないか?という気持ちになっていました。

ですが、少し体を動かしていた方が良いということと、双子が生まれる前に家族で過ごす時間も大切だということで、喜んで退院してきました。

退院してからさらに1週間で出産へ

それから家で過ごすこと約1週間。

自宅で過ごしていたところ午前中に破水し、入院していた病院へ向かいました。

そのまま分娩台に向かい、自然分娩で無事双子を出産しました。

切迫早産で入院していたとは思えない程の安産で、分娩台にいる時間もとても短く、産まれてきた双子も少し小さいながら元気だったので、安堵で体の力が抜けてしまいました。

結局出産したあと、また5日間の入院になったので、また長男は母親と離れて暮らすことになったわけですが、この頃にはもう慣れたものです。

妻が入院中一番大変だったのはお見舞い

こうして合計1ヶ月と5日間、妻が入院していたわけですが、子供の寝かしつけや休日の過ごし方に比べて、何より大変だったのが妻のお見舞いです。

病院には24時間面会にいけるわけではないので、仕事が終わってすぐに向かわないといけません。

でも家では子供が母と帰りを待っているのが分かっているので、できるだけ早く帰ってあげたいという気持ちがあります。

かといって、妻が一人で病院にいるのが退屈で不安だというのも十分に分かります。

この葛藤が自分の中では何より大変でした。

こんな気持ちは一過性のもので、双子が生まれて家族で過ごす様になってからは、妻が入院中の日々はずっと昔のことみたいに思えます。

切迫早産で急遽入院が決まってしまったという家庭は決して少なくないでしょうから、何かのヒントになれば嬉しいです。

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